自治体改善マネジメント研究会代表
元吉 由紀子 様

 拝啓 春暖の候、ますますご健勝のほどお喜び申し上げます。
この度は「自治体経営を変える改善運動」のご出版、誠におめでとうございます。
自治体経営に携わる身として、日頃より非常に関心の高い分野であり興味深く、早々に拝読させていただきました。
課題の整理や自治体の事例を含め、やわらかい文章で非常に読みやすく、早々に読み終えることができました。
本書にあるように、改善と改革の違いを理解し、気づきを得るべく首長や幹部職員、現場職員との対話を通じた行動の積み重ねが、自治体経営における改善ではないか。また、物事の本質を理解し、職員一人ひとりが自分事としてとらえることが何より大事だと考えます。
合わせて、物事を進めるにあたり、得てしてそのPDCAサイクルにおいては、結果も去ることながら、そのプロセスを大事にして次へつなげていく。そこに改善の意義があろうかと思います。
本書はそれらをまとめた正に自治体経営を変える改善のための指南書であると存じます。
自治体経営は不断の努力が求められます。
今後、流山市発展のために何ができるか。そのためにどのような改善が必要か。その改善の輪を如何に普及啓発するか。その一方で気づきを得るきっかけづくりや環境づくりを行っていくことが自治体経営を行う自らの使命であると考えております。
地方分権時代、前例踏襲から脱した自治体経営を行うべく本書の内容を常に心に留め、日々改善の気づきを得られるよう、幹部職員以下、職員にも本書を購読させ、今後流山市政の発展の手引きとして活用させていただきたいと思います。
このような素晴らしい書物に触れる機会を与えてくださったこと、心より感謝申し上げます。
今後ますますのご健勝とご活躍の祈念申し上げます。
敬具
2015年4月吉日