こんにちわ。さいたま市 桜区役所 区民課の野島です。
本市の業務改善の事務局ではありませんが、私の方から本市のカイゼンの取り組みについてご紹介します。

本市では、改善・改革が日常的に実践される組織風土の醸成を目指し、平成21年度から「一職員一改善提案制度」というのを導入し、全職員が一丸になって取組みをするようにしています。具体的な内容としましては、「月イチ改善」や一職員一改善を実施する「業務改善強化月間」にて実践した改善事例を報告するようにしています。
こうした日常業務の中で、職員が知恵と工夫で改善・研究した実践事例について、アイデアやプロセスを共有するとともに、職員のチャレンジする気持ちと改善意欲の向上を図るため、12月に「カイゼンさいたマッチ」という優秀改善事例の発表会を開催しています。

この「カイゼンさいたマッチ」の企画・運営は、「カイゼンサポーター」という庁内の様々な課から集まった若手職員が中心となって行っています。本市では過去に5回の「カイゼンさいたマッチ」、そして平成25年3月に行われた全国大会「カイゼンまっちin Saitama」にて、のべ113名の職員がサポーターとして活動をしてきました。ちなみに私もサポーターで活動した一人になります。
サポーターの主な活動内容は、ステージ運営全般(企画・進行)、プログラムのチラシや作成、Facebookでの周知、動画配信、会場内の企画・運営、発表者へのサポート、懇親会の企画などで、これらの中には実験的な取り組みも色々と行われてきました。また、そうした中で、サポーターから生まれた標語『We Will Kaizen!』は、当市で行われた全国大会の際に石原俊彦審査委員長から、カイゼンを動詞として使っている素晴らしい標語だと賛辞をいただき、いまでも本市での改善活動の標語になっています。
こうした担当業務の枠を超えた若手職員が、サポーターとして発表会や全国大会の企画・運営を行うことによって、以下のような成果が生まれました。
1 組織の壁を越えたネットワーク
2 アイデアを形にするプロセス共有
3 チームワークの強化(仲間とならできるという意識)
4 他自治体とのネットワーク形成
5 自治体や企業の勉強会等に参加
6 時間を有意義に活用し職務に活かす習慣
7 主体的に行動できる職員へ成長

これらの成果が示すとおり、サポーターを経験した職員は、カイゼンに関する取り組みだけでなく、日常の業務やそれ以外の活動にも活躍の幅が広がっています。結果としてサポーターの活動が、人材育成にもなり、最高のスキルアップのツールとなっているのです。

先週末(10/9)、「第6回カイゼンさいたマッチ」(12月22日開催)のサポーター会議がキックオフされ、20名のサポーターが集まりました。私も3年ぶりにサポーターとして参加することになったのですが、私以外の職員は初めての参加になります。事務局側もサポーターに参加する職員を集めるのに苦慮しており、その悩みは当市も同様のようです。
今回参加するサポーターは、初めてということで不安がいっぱいですが、業務以外の場でスキルアップできるチャンスを得たことになるので、最後にサポーターをやって良かった、各々が成長できたと思えるよう、皆で一緒に楽しく頑張っていきたいと思います。

「カイゼンさいたマッチ」で発表する優秀改善事例は、審査中のため、まだ決まっていませんが、昨年の「さくらサポートシステム(SSS)」に引き続き、今年もさいたま市から全国大会で衝撃(笑劇?)を与える改善事例が誕生するのでしょうか?全国大会でのさいたま市の発表をお楽しみください。

最後に過去にサポーターが運営したFacebookページをご案内します。
第3回大会、全国大会
https://www.facebook.com/#!/kaizen.saitama?fref=ts
第4回、第5回大会
https://www.facebook.com/#!/カイゼンさいたマッチ-472899759485381/

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