皆さん、こんにちは。所沢市役所の林と申します。
現在は財政課に所属しておりますが、業務改善関係の仕事に長く携わっていたよしみで、本市の改善活動について紹介させていただきます。

所沢市が改善活動で目指しているのは、
「明るく楽しく元気よく」
というシンプルなものです。
風土改善とか、
市民目線の改革とか、
経費の最小化とか、
そういった内容の方が、もっともらしいですし、カッチョいいとも思うのですが、あまり生真面目にやるより、とにかく前向きに取り組むことを目標にしています。

このフレーズを聞いて、
「明るく、楽しく、そして激しく」
という全日本プロレスのモットーを思い出された方もおられるかも知れません。
馬場さんの路線を三沢さんが受け継いでいたころの。
所沢市の目標を掲げる際に、全日本プロレスのモットーを参考にしたのかどうか、そこらあたりはご想像にお任せします。
ちなみに、三沢対小橋の名勝負は、例えばこちら

三沢 vs 小橋 1999.6.11 三冠戦
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さて、「明るく楽しく元気よく」は、放っておいてそうなるものではありません。
役所の仕事にはルーティンも多いですし、コツコツ積み上げていく仕事もたくさんあります。
苦情を受ける機会も少なくありませんし、業務量が増えているなかでは、余裕をもって仕事をすることが難しくなっています。
財政的な制約もあり、市民の方々の要望に応えられないこともしばしばです。

そうしたなかで、改善カイゼンとかけ声だけかけても、
「いい気なものだ」
と思われてしまいかねません。
そこで、できる限り無理なく、やれるところからやっていけるような取組にするように努めました。
役所の仕事は、「各部署から一律に」となりがちですが、そうではなく最初は濃淡が出てしまっても仕方がないと割り切ったのです。
取組が楽しそうに盛り上がっていれば、参加してくれる部署も増えていくのではないかと願いました。
そんな思いで、活動内容もそれぞれに任せ、発表会への参加も自主的な手上げ方式としてきたのです。

改善活動の主役は、現場で働いている一人一人です。
行革部門に言われて取組み、活動の結果が行革部門の手柄になってしまうようでは、意欲は高まりません。
当たり前のことですが、行革部門の自己満足にならないように注意しました。

あまり語り過ぎると、
「明るく楽しく元気よく」
から離れてしまう気がしますので、この辺で失礼いたします。
引き継ぎのご指名は、中野区の酒井さんにお願いします。