
しかし、役所内では一部職員の活動に留まったり、やらされ感が漂っていたり、首長の交替により活動が途絶えるなどのケースが多発している。
なぜ盛り上がり、何が障害になっているのだろうか。
本書の筆者は、行政経営デザイナー元吉由紀子氏と各自治体で長年改善運動を推進してきた熱き職員7名。
筆者たちは「自治体改善マネジメント研究会」を結成し、改善運動に取り組んできた7都市の事例分析をもとに、現在の行政組織特有の組織課題を指摘。
そして、首長のリーダーシップのもと、トップダウンの経営改革とボトムアップの改善運動をうまく連動していくことに「改善運動」の成功の秘訣があることを解説している。
自治体職員、首長、必読の書。
【目次】
はじめに ~改善運動は蜜の味~
序章 みんなで地域の明日を切り拓く
第1章 改善のミリョク
第2章 改善のヒケツ
第3章 全国的に広がり始めた改善運動
第4章 自治体における取り組み経緯と今後の課題 ~さいたま市、所沢市、中野区、横浜市、三重県、福岡市の事例~
第5章 改善運動のボトルネック
第6章 改善運動のステップアップ ~南伊勢町の事例~