1 研究の目的とめざす成果
各自治体では、少子高齢化や人口減の課題を克服するために、地域独自の戦略や課題解決が求められています。しかし、目先の政策目標の達成に追われているだけでは、職員が疲弊して、持続可能な地域を支えるための組織力が育っていない、ということがよくあります。
- 戦略目標の達成を極一部の職員のガンバリに依存している。部署横断的に協力・連携する展開は、うまく進んでいない
- 戦略に寄与する重要事業は定めているが、事業全体の優先順位づけや、効率化する事業運営のマネジメントには至っていない
- 管理部門と事業部門や地域機関との間にギャップがある。現場にやらされ感があり、改善改革に自主的に取り組めていない
- 人事評価制度を導入しても、査定や給与格差をつけるだけ。職員力を育てるための有効活用がされていない
これらの原因の多くは、管理部門が縦割りで経営の仕組み(計画・方針・制度)を作成し、組織として一体感を欠く運営になっていることがあります。このボトルネックを解消すれば、組織内がシームレスにつながり、力を最大限発揮できるチームワークが生まれます!
そこで、本研究会では、”部門の連携”にフォーカスして『チーム経営研究会』を昨年度より新しく設けました。
めざす成果は、-2年で組織が変わり出すこと!-
-
- (1)組織に一体感ができる
-
- (2)横断的な連携が進む
-
- (3)事業の優先づけを意思決定できる
-
- (4)改革改善に主体的に取り組む
-
- (5)職員が育つ等
2 対象者
各自治体から企画・行革・人事・財政など管理部門の職員が3~4人のチームで参加。場合により事業部門の職員を会合に加えても可。
※管理職、係長級職員の参加を推奨します。関東、関西、九州の各地区で1~2自治体の固定グループを結成して実施します。
3 活動期間と内容(案)
半年間で、地域のめざす姿実現に向けた経営システム運営上の問題を発見、本質的な課題解決に向けた経営改善策を立案します。
年度後半には即実践に向けて動き始め、次年度から本格的な取組みを準備していきます。
-
- 開催日程:5月~10月にWEB会合12回(月2回、各3時間)
-
- 5月
-
- 第1回 事務局の取組企画ミーティング+首長インタビュー
-
- 第2回 ジブンガタリと現状の問題意識の共有
-
- 6月
-
- 第3回 行政経営の経緯と背景・目的理解
-
- 第4回 行政経営における現象面の(連携上の)問題構造
-
- 7月
-
- 第5回 行政経営における本質的な(連携上の)問題発見
-
- 第6回 行政経営のありたい姿を思い描く
-
- 8月
-
- 第7回 経営システムの漏れとねじれを正す目標設定
-
- 第8回 チーム力を生かした当面のチャレンジ課題設定
-
- 9月
-
- 第9回 具体的な展開策検討
-
- 第10回 研究レポートの骨子検討
-
- 10月
-
- 第11回 研究レポート案のブラッシュアップ
-
- 第12回 研究レポートの発表+首長と今後の展開ミーティング
※期間変更可。開催日は、参加メンバーの予定を重視して詳細決定します。
※適宜希望により、2回を1日のリアル会合で行う可能性有り。
活動方法
会合は、「オフサイトミーティング」の対話形式で行い、本音を語り合い、考え深めます。
※講義に基づく研修ではなく、参加者が自分たちで段階を踏んで課題と解決策を考え出す研究活動です。
ナビゲーター:元吉由紀子(自治体改善マネジメント研究会代表理事、行政経営デザイナー)
コネクター:地区ごとに研究会メンバー(自治体職員)が自治体と研究会との窓口となり、伴走支援します。
4 参加料
1名あたり100,000円
※既存研究会会員は、半額。
会場までの交通費、宿泊費等は別途ご負担ください。
5 資料
さらに詳しい内容は、こちらの資料をご確認ください[PDF形式 980KB]
「チーム経営研究会」2022年度 参加申込書[MSWord形式 20KB]
6 申込・問合せ先
特定非営利活動法人自治体改善マネジメント研究会事務局
E-Mail jichitai.kaizen@gmail.com