NPO法人 自治体改善マネジメント研究会

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書籍読者感想

2015.04.14

自治体経営を変える 改善運動

【読者投稿012】 ㈱アール・ピー・アイ 代表取締役 長澤 博英さん

自治体改善マネジメント研究会代表にしてスコラ・コンサルトの行政経営デザイナーの元吉さん取り組み「地方を元気にする 自治体経営を変える改善運動」に共感します。

 私は地域づくりのコンサルタントを生業にしてから、はや三十数年が経ちましたが、入社したての頃、某市役所の課長が市長のことを揶揄した言葉が忘れられません。
「首長は一時、公務員は永遠」

 言わずもがなですが、少し我慢していれば何れ任期が終わるので、適当にやっておけばよい。
近年はさすがにこのような方は、もうほとんどいなくなったとは思いますが、けっこうショックでしたし、行政との仕事の難しさを感じました。

 以来、仕事柄から行政経営は多く読んできましたが、本書はこれまで解き明かせなかった、自治体経営での改善運動が、なぜ盛り上がったり、何が障害になっているのか、という点について、2年間の自治体職員との実践活動を通して、元吉さんらしい、穏やかの中にも納得感のある、考察がなされていると思いました。

 この手の書の多くは、教科書的な改善策か、特定の個人の活躍に焦点を当てた成功事例かによるのですが、本書はその中間のアプローチがされていて、意欲ある行政マンにとっては、想像力をかきたてる実践例が示されていると思います。

 また、長年の課題であった、行政マンが自発的に改善に取り組み、意欲ある仲間をつくるヒントが、2年間の取り組みの検証や、先例事例の中から丁寧に掘りおこされています。

 さらには、スコラ・コンサルトが培ってきた企業風土改革のノウハウである型やフォーマットが惜しみなく示されており、行政マンのみならず地域づくりコンサルタントも活用可能な内容だと思います。敬愛する元吉さんへの応援メッセージなので、褒め過ぎの感はありますが、それぞれの行政に応じた改善のメソッドを確立するうえで、想像力をかきたて、ミリョク的で示唆に富んだ本だと思います。

2015.04.13

自治体経営を変える 改善運動

【読者投稿011】 大阪市東淀川区長 金谷 一郎さん

本のご紹介ありがとうございました。
はい、早速に拝読させていただきました。

 永年(平成9年からの経過も記載)の取材をされていることに、まずビックリしました。
また、6都市の首長の交代もありますが改善の精神が脈々と受け継がれていることにもビックリしています。

 本市も関市長時代に「カイゼン甲子園」としてスタートしましたがそれから3代目に当たる現在の橋下市長時代でも改善運動として、行っています(もちろん市長から表彰状とコメントがあり、写真撮影もあります)。

 次に、単に改善運動と言っても目的が異なっていることに改めて気付かされました。

 6都市でも首長の交代に伴い変わっていくことを分析さておられ(6都市の職員さんの裏話も興味深く読ませていただきました)改善(ボトムアップ)と改革(トップダウン)の相乗作用が重要なことに、改めて気付きました。

 また、「地域のめざす姿に向けた改善のループ」や「地域と役所のダブルループ」など図式を使い分かりやすく説明があり、改善運動と地域との関係が理解しやすいと思いました。

 私も直接に、元吉さんとこの本のことを、事前にお話はお聞きしてましたがここまで詳細に分析されているとは思っていませんでした。皆様もぜひ、お読みください。

2015.04.03

自治体経営を変える 改善運動

【読者投稿008】 金ヶ崎町 松本 浩和さん

当町では、平成25年度から、町長の施政方針に基づき業務改善運動(通称 SKIP運動)をスタート、他の自治体を参考にしながら取り組んでいたところですが、実行委員会では「ゴールが見えない」「誉めるだけではダメじゃないか?」「このままでは続かない」こんな声が聞こえていて、事務局を務める私としても、このままではいけないと感じていました。 そんな中で参加したカイゼンサミットin新潟ではたくさんの気づきをいただき、帰りの新幹線で読んだ「地方が元気になる自治体経営を変える改善運動」は、まさに今、実行委員会で悩みながら進もうとしている方向性に対して、とても心強い一冊になりました。 経営力改善の5つの改善として、それぞれの組織の目的により「改善」の目的というご指摘についてもハッとさせられ、当町が組織として今取り組まなければならない課題が何なのかを考えるきっかけになりました。 また、それぞれの自治体の事例も、今までの取組みの歴史から、新たな気付きや、折れそうになっていた心に、少しの勇気をいただきました。

平成27年度に向け、当町の業務改善運動実行委員会では、2年間の振返りを行い、目指す姿と現在地が少し見えてきました。 これからも、何度も読み返し、考えながら前進していきたいと思います。

2015.03.29

自治体経営を変える 改善運動

【読者投稿002】 財務省 渡部 晶さん

 昨日は、新潟三条市での全国都市改善改革実践事例発表会、今日は、新潟市内で、カイゼンサミットで、いろいろ元気をいただきありがとうございました。関係者の皆様に感謝感謝です。

 帰りの新幹線で、「地方が元気になる 自治体経営を変える改善活動」(東洋経済新報社 2015年)読みました。
これもとてもいろいろ勇気づけられる本でした。

 当方が今事務年度担当している地方支分部局の財務局・財務事務所は、数年前から「地域貢献」の取組をすすめようとしていますが、自治体における業務改善運動と同じく、新たな発想での取り組みとなりますのでなかなかその進展・浸透には難しいものがありますが、上記の取組や上記著作にはそのヒントもあるように思いました。

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