NPO法人 自治体改善マネジメント研究会

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すべてのお知らせ

新着順による自治体改善マネジメント研究会のすべてのお知らせ

2023.04.06

【お知らせ】近況のご報告

1 自治体改善マネジメント事例研究会「公民連携」「次世代改善リーダー」合同活動報告会・2023年度事業説明会の開催
3月18日(土)に開催し、33人の参加をいただきました。ありがとうございました。

2 2022年度チーム経営研究会の終了
中野区、門真市におけるチーム経営研究会をいずれも3月下旬に終了しました。忙しい公務の間を縫って、それぞれのメンバーには、各10回以上にわたるミーティングに臨んでいただきました。これらの成果は、いずれ自治体改善ステップアップセミナー等でご報告する予定です。

3 新事業「公務員の組織風土改善セミナー」の開催(予告)
自ら抱えている問題を解決したいと思っている自治体職員が、仕事と人の両面からアプローチする組織風土改善のポイントを学び、周りの人たちとともにプロセスの実践を通じて課題解決することを目指します。具体的な内容は近日中にお知らせします。

4 理事会の開催
4月1日(土)に理事会を開催し、以下のとおり決定しました。
通常総会は、5月20日(土)のお昼前から予定しています。会場は奈良県大東市でリアル基本のハイブリッドで行う方向です。総会終了後に”morineki”(公民連携による街のリノベーション事例)をご案内いただくことも考えております。久々の対面開催となります。決まり会員には次第正式なご案内をいたします。ご参加をお待ちしています。
また、コロナ禍でオンライン活動を余儀なくされたことを踏まえた会費の特別措置解除(3,000円→10,000円)や、セミナーのコーディネートなどを務める理事等に対する謝金・実費支弁のあり方、研究会のホームページの一新などについて議論しました。

 

2023.02.24

【募集終了】自治体改善マネジメント事例研究会「公民連携」&「次世代改善リーダー」合同報告会&2023年度事業説明会

特定非営利活動法人 自治体改善マネジメント研究会から、今年度立ち上げた「公民連携事例研究会」「次世代改善リーダー事例研究会」の2事業について、参加者とのセッションを交えながら活動と成果のご報告と、2023年度の参加者募集に向けたご案内をさせていただきます。

お申し込みはこちらから
peatix.com

日時:2023年3月18日(土)午前9:00〜12:00

開催方法:オンライン(ZOOM)

参加費:無料

《タイムスケジュール》
9:00〜 ご挨拶(自治体改善マネジメント研究会について)
9:10〜 公民連携事例研究会について
登壇予定:東 克宏(大東市、当NPO理事)、溝口 尚也(人吉市)、見附 正嗣(延岡市)、安達 由雅(福岡市)
10:10〜 次世代改善リーダー事例研究会について
登壇予定:田中 広毅(松阪市、当NPO理事)、後藤 美玖(延岡市)、源 卓也(福井県)、中島 雄紀(松阪市11:10〜 質疑応答、懇談会

2022.12.02

自治体を進化させる 公務員の新改善力

【読者投稿006】TAIZO Business Consulting Firm 代表 木村 泰三さん

元吉さんの編著『自治体を進化させる公務員の新改善力』を拝読しました。
素晴らしい著書を上梓されたことを衷心よりお喜び申し上げます。
早速、所感を述べさせていただきます。

 

1.進化力

・これまでの改善とは違った考えで、今日的な改善を進化する力とされていること、とてもわかり易い切り口であり、新しい「価値創造」そのものと感じます。まさに「革新」です。

 

2.役所では定着しにくい改善活動

・大きな企業組織も同様でしょうが、役所はもっと定着しにくいのでしょうね。
・組織の方針や人財育成を視野に入れた沿った改善が求められているとされていますが、全く同感ですが、しかし、うまくいかないケースが多々、あります。改善そのものを目的化するとうまくいきにくく、常に「なぜ?」と問うことが重要ということでしょう。
・個人の得意分野や発意が尊重される組織は、まさにありたい組織ですね。かつてからスコラ・コンサルとのキーワードにある「言い出しっぺが損をしない」組織であってほしい気がします。

 

3.自分の進化

・田中さんが言われている「相手のためという言い訳」からの卒業という考え方は、ずいぶん言い切ったなぁと感じます。言い訳を言い訳として、静かに認知することも、進化の過程として大切ではないかなと思います。

 

4.自分事

・この辺りは元吉さんのリードでしょうが、一人称で何ごとも進めるという大変、素晴らしい姿勢ですね。そして、他責にしないことも。

 

著書をありがたく拝読し多くの示唆をいただきました。参加の皆さんの熱いお気持ちがとてもリアルに伝わり、うれしいキーワードをたくさんいただきました。
篤くお礼を申し上げます。

 

さて、思えば、小職と元吉さんの出会いは、1998年の夏でした。スコラ・コンサルトのオフィースでお目にかかったことを鮮明に覚えています。当時、小職は財閥系の製造会社の課長でしたが、勤務先の風土改革をしたいと考えていました。それ以来、スコラ・コンサルトの世話人交流会などを通じて、長い間、元吉さんにはご指導をいただきました。そういう流れて2000年秋の「公務員の世話人交流会」第1回にも参加させていただきました。

現在、小職は、経営コンサルタントをしており、企業・団体の組織革新のお手伝いをしています。その多くはスコラ・コンサルトで得たことが土台になっております。
ということで、今般の著書に対するささやかな感想文を「行政経営デザインラボ」に投稿させていただきました。

2022.11.30

【お知らせ】2022年12月までの活動一覧

4/27 門真市チーム経営研究会
5/8 2021年度総会
5/8 事業説明・意見交換会(研究会のミッション・ビジョン・バリューを改めて考える)
5/8 理事会(役員互選、会員管理、今後の活動)
5/23 門真市チーム経営研究会
6/4 理事会(ステップアップセミナー、事例研究会、情報発信方法の改善検討)
6/24 門真市チーム経営研究会
6/26 理事会(情報発信方法の改善検討、ステップアップセミナー、チーム経営研究会)
7/8 門真市チーム経営研究会
7/16 理事会(事例研究会、ステップアップセミナー)
7/17 理事会(ステップアップセミナー)
8/26 門真市チーム経営研究会
7/24 次世代改善リーダー事例研究会
8/3 理事会(ステップアップセミナー)
8/7 理事勉強会(ステップアップセミナー)
8/14 ステップアップセミナー打合せ
8/21 ステップアップセミナー打合せ
8/26 門真市チーム経営研究会
8/27 次世代改善リーダー事例研究会
8/28 ステップアップセミナー打合せ
9/3 自治体改善ステップアップセミナー(オンラインと中野区会場のハイブリッド)
9/14 中野区チーム経営研究会
9/17 理事会(セミナー振返り)
9/27 門真市チーム経営研究会
10/3 中野区チーム経営研究会
10/7 次世代改善リーダー事例研究会
10/13 門真市チーム経営研究会
10/19 公民連携事例研究会
10/21 中野区チーム経営研究会
10/23 「自治体を進化させる公務員の新改善力」出版記念イベント
10/26 門真市チーム経営研究会
11/15 中野区チーム経営研究会
11/23 理事会(上半期振返り)
11/30 公民連携事例研究会
12/11 理事会・会員望年会
12/13 中野区チーム経営研究会
12/15 公民連携事例研究会
2022年もお疲れ様でした!

2022.11.13

告知

【募集終了】 2023年度「チーム経営研究会のご案内〈俊敏かつ柔軟に変化対応していくための経営チームのつくり方〉

VUCAの時代、環境変化に俊敏かつ柔軟に対応していけるかどうかの自治体格差は、まさに組織力の差に起因していると考えられます。自治体は、短期的には地震・台風・ウイルス感染等非常時の対応に追われつつ、中長期的には少子高齢化した人口減少と東京への一極集中是正を克服する課題を抱えています。その中で通常業務を効率的にこなし、Well-Beingな働き方を実現していかなければいけません。そのためのマネジメントは、ますます複雑化、高度化しています。

部署横断的に協力・連携する仕事が、うまく進んでいない
戦略目標の達成を一部の職員のガンバリに依存している。組織として職員を育てられていない。
管理部門と事業部門や地域機関との間にギャップがある。現場にやらされ感があり、主体的に取り組めていない
これらの原因の多くは、管理部門が縦割りで経営の仕組み(計画・方針・制度)を作成し、組織として一体感を欠く運営になっていることがあります。このボトルネックを解消すれば、組織内がシームレスにつながり、職員がストレスフリーに改革改善を実現できるようになります。地域の将来像(ビジョン)・戦略に向けて一体的に進めるチームワークが生まれ、力を最大限発揮できる組織になれるのです。
そこで、本研究会では、組織の要となる管理部門相互と事業部門との”連携”にフォーカスして、人的資本経営を一足早く実現できる行政へ、政策の戦略と人財の戦略を統合する『チーム経営』に取り組む研究会を実施しています。

めざす成果は、-2年で組織が変わり出すこと!-

(1)組織に一体感ができる
(2)部署横断的な連携が進む
(3)事業を優先する意思決定ができる
(4)職員が改善・改革に主体的に取り組む
(5)職員が経営目線で考え、動く力が育つ等

2022.11.01

自治体を進化させる 公務員の新改善力

【読者投稿004】九州共立大学 黒田 伸太郎さん

本書全体を通じて元吉氏が論じる「進化力」の意味に頷きつつ、はたして自分自身はどうだったのかと考えさせられる内容でした。

キャリアという言葉は最近よく耳にしますが、仕事を振り返りながら自らの役割の問い直しを何度も重ねることでしか「進化力」は身につかないのだと感じます。

なかでも、本書の第7章にある「自分と組織を進化」させるという視点は目から鱗でした。自分自身の越境やキャリア形成の過程を再考した時、自分のことを優先し、組織への貢献は二の次ではなかったかと自戒の念に苛まされます。

今、多くの自治体職員は、増え続ける仕事に追われながら自らを進化させる自己研鑽を続ける一方で、組織への貢献という意識に無自覚になっているのかもしれません。様々な地域や多様な組織に出ていき、そこで得た知識をどのように働く現場である組織に還元できるかは、自身の進化ととももに、越境する以上常に問い続けなければならないことなのでしょう。その時、獲得した情報やネットワークをいかに上手く「組み合わせ」られるのかが解を導く鍵だという氏の指摘は、まさに我が意を得たりという感覚でした。

しかし、”読むは易し、行うは難し”です。願わくば、私も含めて、少なくない自治体職員が本書にかかげられている「進化力」を身に着け、少しずつ変革を求めて行動できるようになれば、「新改善力」も現実のものとなるのでしょう。

私は自治体職員を辞し、今は新天地で働いています。辞めて初めて自治体職員がいかに地域の結節点になっていたかを実感しています。職員がいなければ地域の課題解決は前進しないと言えば言い過ぎかもしれません。もちろん、地域の主人公は住民であることは論を俟ちませんが、同時に、地域に一番近い自治体職員がその役割の意味を十分に理解し、常に進化していく必要があることは、本書が指摘するとおりです。

進化を求める(求められる)のは大変ですが、3歩進んで2歩下がるように、少しづつでもいいので歩みを重ねていくことが重要であること、そして、本書から学んだ「進化力」という言葉を胸に、これからも研鑽を続けていきたいと思います。

2022.10.30

【募集終了】 2022年度「チーム経営研究会」のご案内 <自治体改善のための経営スクラム ~最強チームのつくり方>

各自治体では、少子高齢化や人口減の課題を克服するために、地域独自の戦略や課題解決が求められています。しかし、目先の政策目標の達成に追われているだけでは、職員が疲弊して、持続可能な地域を支えるための組織力が育っていない、ということがよくあります。

戦略目標の達成を極一部の職員のガンバリに依存している。部署横断的に協力・連携する展開は、うまく進んでいない
戦略に寄与する重要事業は定めているが、事業全体の優先順位づけや、効率化する事業運営のマネジメントには至っていない
管理部門と事業部門や地域機関との間にギャップがある。現場にやらされ感があり、改善改革に自主的に取り組めていない
人事評価制度を導入しても、査定や給与格差をつけるだけ。職員力を育てるための有効活用がされていない
これらの原因の多くは、管理部門が縦割りで経営の仕組み(計画・方針・制度)を作成し、組織として一体感を欠く運営になっていることがあります。このボトルネックを解消すれば、組織内がシームレスにつながり、力を最大限発揮できるチームワークが生まれます!
そこで、本研究会では、”部門の連携”にフォーカスして『チーム経営研究会』を昨年度より新しく設けました。

めざす成果は、-2年で組織が変わり出すこと!-

(1)組織に一体感ができる
(2)横断的な連携が進む
(3)事業の優先づけを意思決定できる
(4)改革改善に主体的に取り組む
(5)職員が育つ等

2022.10.11

自治体を進化させる 公務員の新改善力

【読者投稿003】中央省庁 業務改善担当 十文字 政則さん

本書は、業務改善の技術的な手法・進め方を解説した書籍ではありませんので、それを求める方は、最終的には、違う本を手に取るということになろうかと思います。
しかし、「急がば回れ」という言葉があるとおり、まずは、枝葉より、根幹を正しく理解することこそが、成果を上げるための近道となりますので、本書は、まさにその一助になる書籍であると受け止めました。

行政組織内の業務改善の推進を担当する者として、漠然とした思考を極めてクリアにさせられました(目から鱗)。
個人的に、腹落ち度が高かったポイントを、特に3点あげたいと思います。

① 変化の先読みができる環境と、先行きが不透明で予測困難な環境(新時代)では、改善アプローチが異なることを示してくれたこと(言われれば、至極当たり前なんですが、意識下に置くことが大事です)

② 改善活動を、変革レベルと活動ステージの2軸を用いて、その度合いにより、12場面での整理方法を示してくれたこと(このマトリクス表が秀逸で、自分が取り組んでいる活動のポジションを意識することにより、採るべき手法、PDCAサイクルを回す上での進め方の方向性が見えてきます)

③ 本書に取り上げられている自治体での事例が、改善できた事柄に焦点を当てた事例ではなく、実際の7人の自治体職員が、場面をステップアップできた「きっかけ」の発現過程・局面に焦点を当てた事例を紹介してくれたこと(結局は、熱意があり、創意工夫ができる職員、その職員の行動・成長を支援・許容する組織環境が不可欠なので、その形成過程を紹介する見せ方は、応用性・拡張性があって有効だと思います)

本書で得られた基軸を意識しながら、ブレずに着実に、不具合解消や改善はもちろんのこと、革新レベルまで到達する業務改善を目指し、組織の生産性向上に取り組んでいきたいと気持ちを新たにしました。

2022.09.25

自治体を進化させる 公務員の新改善力

【読者投稿002】鳥取県 江府町長 白石 祐治さん

行政経営デザイナーの元吉由紀子さんの編著です。
私自身がもともと県職員として34年間勤務していたので、この本で紹介されていた7名の方の実践事例はその時代の自分と重ねて読みました。
10以上の系統の違う部署に勤務し、初めて出会う課題にチャレンジし、その経験を活かして新しい部署での課題にチャレンジする、そんな繰り返しでした。
7名の方の取り組みには、とても共感するところが多くありました。
現在は小さな町の町長となり、組織全体を俯瞰しながら、著者が言われる「変化に柔軟・俊敏に対応する」組織づくりに取り組んでいる最中です。 特に次の2点について力を入れていけたらと思いました。

1つ目は、「環境の変化をとらえる」ために、アンテナを広げネットワークを作ることです。 そのために、職員が他の自治体や民間企業の先進事例へ視察研修に出かける予算と時間を生み出したいと思います。

2つ目は、「失敗から学び取り、試行錯誤する」ことです。 失敗すると、とかく言い訳が多くなり、2度とチャレンジしなくなるという傾向がありますが、仲間や外部の人と対話しながら再チャレンジする風土を作りたいと思います。 そして、そのサイクル、スピードを速くする。

今後、職員のエンゲージメント向上のための取組みを新たに導入することを考えています。 この本を読んで自らの改善力を高める職員が一人でも現れることを期待しています。

2022.05.01

掲載記事

【持続可能な改善のあり方への挑戦】 月刊ガバナンス(株式会社 ぎょうせい) 連載記事 「職員よし、組織よし、地域よし“三方よし!”の職場づくり」2022年3月号 第48回

48回目となる今回は特定非営利法人自治体改善マネジメント研究会理事長の元吉由紀子の執筆です。

2000年以降の分権改革の流れの中、自治体の経営改革が進み、ボトムアップの改善運動が広がってきました。運動の広がりの中でうまくいかないと悩む事務担当者が集まる研究会が2013年発足しました。
発足後研究を進める中で、15年には書籍の出版、17年にNPO法人化をし、個人参加の「事例研究会」や管理部門職員が参加する「チーム経営研究会」を実施するなどのほか、各種事業を進めてきています。
人口減少や少子高齢化が進む中、さらにコロナ禍への対応と自治体が対応すべき課題は多くある中、時代の変化とともに持続可能な改善の在り方を探索し、組織力の向上に役立つ研究会として、継続して事業活動を進めていきます。
48回目となる今回の記事で、連載は一区切りとなりますが、当研究会の活動は引き続き行っていきます。情報はこのホームページやフェイスブック「自治体改善の輪」でも随時お届けしますのでご覧いただきまして、今後とも研究会の活動にぜひご参加ください。

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